外壁・屋根塗装に使う塗料は種類が豊富で、それぞれにメリットデメリットがあります。
「この塗料が一番最適です!」ということは一概にお伝えできません。
また、外壁・屋根の劣化状態やお客様のご希望、ご予算などによって最適な塗料は変わってきます。そのため、谷川建装 木更津店では、多くの種類の塗料を取り扱い、その中からお客様のお住いに最適な塗料と施工方法をご提案させて頂きます。
屋根塗装・外壁塗装の「塗料」について
外壁・屋根塗装工事の大きな理由は大きく2つあります。
①機能面
塗装後の塗膜は風雨、紫外線や様々な外的要因から住宅を保護する、いわば保護膜(コーティング)の役割を担っています。しかし 塗膜が劣化してくると雨や湿気が浸み込み、外装の表面だけでなく外装本体の劣化がはじまります。
特に紫外線や風雨の影響により屋根の色が変色していたり、極端に外壁が汚い(カビが発生している)場合などは早急な対応が必要となる場合が多くあります。
②外観面
屋根・外壁を
「今風の家にしたい」
「現在の家の色に飽きたので、色にこだわりたい」
「新築時のように綺麗にしたい」
等々、外観に関する問題です。
毎日を過ごす大切なお住まいですので、出来るだけ好みの色にしたいと思うお客様が殆ど。新築時のような外観になれば、気分的にも家に帰るのが楽しみになります。
塗り替え時期について
過去の例から申し上げると、住宅の塗り替えは最低でも10~15年に1度はメンテナンスした方が最適です。しかし、劣化の状態を何も知らずに放って置くと、住宅としての機能が低下し、酷い場合は雨漏りや構造体の腐食につながる可能性もあります。
一般的には7~8年に屋根・外壁の再塗装が必要と言われていますが、現在の屋根・外壁塗料は格段に性能が向上したので、しっかりとした塗料を使用すれば10年は問題ないといえます。
シーラーとは
シーラーとは屋根・外壁と使用する塗料を確実に密着させるために必要な下塗り剤です。主に「溶剤タイプ」「水性タイプ」の2つに大きく分けられます。
①溶剤タイプ
浸透性(含浸性)が高く、経年劣化で痛みがある場合に有効なタイプ。塗装後60分程度で乾燥し、水洗いですぐ塗装が可能です。しかし、現在塗装されている塗料の種類によっては、使用できない場合があります。
②水性タイプ
溶剤タイプに比べ、塗装時や乾燥途中の臭いが少なく、塗装終了後の道具の洗浄(排水)時を含め、環境に対する影響が少ないです。しかし、乾燥までの時間が溶剤タイプに比べ時間がかかります。しかし、下地の劣化が激しい場合には不向きです。
微弾性フィラーとは
シーラーと同じ下塗り剤で、屋根・外壁の塗装表面にある細かなクラック(ひび割れ)、巣穴を1回塗りでカバーできる優れものです。また、微弾性があるので亀裂をカバーして防水性もあります。
シーラーとの違いは、微弾性フィラーにはシーラーのような浸透して弱い下地を固める性質がない点です。ですので、旧塗装面が弱くなっていればその部分をはがすなどしてからシーラーを塗り、その上に微弾性フィラーを塗ることになります。
大事な上塗り塗料の性質
外壁塗料にはたくさんの種類があるのはご存知でしょうか?
現在、塗料には付加価値があるものがたくさん販売されており、塗料によって耐熱性、防水性、防汚性、防カビ・防藻性、遮熱性など備わっている効果も変わります。
外壁塗装を行う上で塗料選びはとても重要です。
アクリル塗料
耐久年数:5~6年
特徴性質:価格は安価だが耐久性が劣る。
ウレタン塗料
耐久年数:7~10年
特徴性質:価格面では安く、比較的汚れや色あせに強い。密着性はシリコンやフッ素よりも優れている。
シリコン塗料
耐久年数:11~14年
特徴性質:現在の主流塗料。汚れや色あせに強く耐久性・防カビ性・防藻性などで高機能。
フッ素塗料
耐久年数:15~20年
特徴性質:価格は高いが耐久年数が長い。塗替えサイクルを長くしたいビルや橋梁に用いられることが多い。
光触媒塗料
耐久年数:15~20年
特徴性質:太陽光で汚れを浮かせて雨で洗い流せる機能塗料。空気浄化機能もあり地球に優しい。
※耐久年数にここまで差があるのは、メーカー発表の耐久年数は室内でのテストのため、自然光や、塩害、凍害、雨の当たり方により変わってくることによります。